2019.09.28 金沢ベイフォーラム

お陰様で金沢ベイフォーラムは盛況のうち終了いたしました。お忙しい中ご参加いただきました参加者の皆様、講師の皆様、パネラーの皆様、関係者の皆様ご協力いただき誠にありがとうございました。

 

 


大野・金石・金沢港・粟崎・内灘砂丘・河北潟といった金沢ベイエリアは、それぞれに歴史や文化、まちの情景、土地の食や生業などに特徴を持つ地域が集まるエリアです。

金沢ベイエリアでは、北陸新幹線の開業や金沢港へのクルーズ船寄港など、金沢の海の玄関口として外側からの関心が向けられるだけでなく、それぞれの特徴を生かし地域を発展させていこうとする、住む人たちの内側からの活動も盛んな地域です。

多くの可能性とエネルギーを持つこれらの地域を、本フォーラムでは「金沢ベイエリア」という視点で議論をし、地に足がついた10年後の地域の未来を考えてみようと思います。


日  時:2019年9月28日(土) 15:30~18:00  (15:00受付開始)

会  場:HARMONIE ハルモニー金沢(金沢市竪町40番地 金沢文化服装学院新校舎ビル)

参 加 費 :500円(1ドリンク付き)


<プログラム>

15時30分~ 開会 

<第一部>

・話題提供1 「金沢ベイエリアの未来像:イタリアとの比較から考える」

佐無田 光氏 (金沢大学人間社会研究域経済学経営学系教授・ 地域政策研究センター長)

 【佐無田光氏 プロフィール・略歴】

横浜市生まれ。2002年横浜 国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程修了、博士(経済学)。同年4月金沢大学経済学部に着任。現在に至る。専門は地域経済学、地域政策論。環境と地域経済、サステイナブルな地域発展、日本の地域経済システムなどを主な研究課題とする。



 

 ・話題提供2 「都市デザインの視点から見た金沢ベイエリアの可能性

山田圭二郎氏 (金沢工業大学建築学部 建築学科准教授)

 【山田圭二郎氏プロフィール・略歴】

静岡県出身。博士(工学)。京都大学工学部土木工学科卒業、同大学院修了。京都大学助手、民間建設コンサルタント会社勤務、京都大学特定教授を経て、2015年より現職。専門は景観工学。主な著書に『「間」と景観:敷地から考える都市デザイン』、『親水空間論:時代と場所から考える水辺のあり方』(共著)、『風景とローカル・ガバナンス:春の小川はなぜ失われたのか』(共著)など。

 



 16時40分~

<第二部>パネルディスカッション 「金沢ベイエリアの10年後を考える」

【コメンテーター】佐無田光氏、山田圭二郎氏

【パネリスト】

・大野地区 山本基氏(アーティスト)http://www.motoi.biz/

1966年 広島県尾道市生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、現在まで金沢在住。2001年からは大野地区のアトリエで制作している。 若くしてこの世を去った妻や妹の思い出をテーマに、塩で床に巨大な模様を描くインスタレーション作品を制作。展示後は鑑賞者と共に作品を崩し、その塩を海に還すプロジェクトも実施している。金沢21世紀美術館開館記念展の他、MoMA P.S.1、エルミタージュ美術館、東京都現代美術館、瀬戸内国際芸術祭等、金沢を拠点に国内外で発表を続けている。

たゆたう庭 ショー・ギャラリー (ソルトレイクシティ/2013)



・金石地区 観田康宏氏(かないわこみち、株式会社 観田創建 代表)https://www.facebook.com/kanaiwabukai/

株式会社観田創建 代表取締役 金沢市金石町生まれ。大学卒業後、設計事務所勤務を経て、27歳のときに注文住宅メーカーである観田創建を金石の地で創業し、現在に至る。また、金石・大野まちづくり協議会の金石部会を牽引し、歴史ある港町として栄えた金石町の旧町名復活にあわせ、「歴史と文化の再発見」をテーマに、金石の町を歩いて食事やアートワークショップが楽しめる「かないわこみち」を地域の有志とともに運営している。



・河北潟 笠間勝弘氏(笠間農園代表)http://www.katadakara.com/katadakara/producer-04.php

株式会社笠間農園 代表 内灘町生まれ。22歳で就農し、小松菜を中心に約70aのハウス園芸を行っており、県内有数のコマツナ農家。「河北潟のコマツナ」の産地化に取り組み、平成22年には地域として生産高1億円を達成した。また、子供たちの食育活動や農福連携事業による障害を持つ方の就労支援など、さまざまな地域とつながる農業の取り組みを行っている。


 

ベイフォーラムのアクセス HARMONIE ハルモニー金沢

 

<過去のフォーラムの様子> 今年の会場はHARMONIE ハルモニー金沢となります。